オートロックに二重錠だけど空き巣被害に遭ってしまった

どれだけセキュリティの性能が高くても、空き巣の高度なテクニックはそれを上回っていることがあります。なぜこんなことを言うのかというと、オートロックに二重錠という一見すると完璧な部屋に住んでいるにもかかわらず、私は空き巣被害にあってしまったからです。こんなことって考えられますか？でも深く考察してみると、起こり得ることだなということがわかりました。

なぜこれだけのセキュリティがあるにも関わらず、空き巣被害にあってしまったのか、それはマンションという特異的な立地条件があったからでしょう。普通の家屋であれば空き巣に入ろうとする際に、近所の目が気になります。ですが、マンションであれば基本的に人の通りは少ないですし、高層階になるほど人の目も気にしなくていい環境になりますので、空き巣が時間をかけて細工を行う好条件を作り出していると言えるでしょう。さらにセキュリティの一環として取り付けているオートロックが、その環境を空き巣の都合のいいものにしているということすら考えられます。なぜなら、オートロックがあるせいで誰も簡単にマンションに入れないので、結果として人の目をより少なくしているからです。

また、二重錠のメリットとしては「ピッキングをする時間を長くして、空き巣が侵入する時間かせぎをするため」であることが多いですから、オートロックと人気がないという好条件に恵まれたマンションの立地は、二重錠を解錠するために必要な時間をそれほど気にしなくてもいい環境ですので、ピッキングする時間を十分に与えているとも考えられます。

このようなことからも、私は不幸かな空き巣被害に遭ったのでした。この苦い経験から考えられることは、オートロックを完全に信用せず、二重錠でもピッキングができないタイプのカギを二重錠として取り付けることが大切だと思いました。ですので、空き巣に遭ったのち、そのような設備にしたのは言うまでもありません。